【小説】僕の戦争と青い兵器 第八話 ドラえもん&クレヨンしんちゃん二次創作

Game Introduction

対猫特殊戦闘部隊 指令棟・深夜 暗がりの中、通信端末の明かりだけが光る部屋にて、先生が無線機を手に取る。 「こちら、我成栄一郎……単独で敵アジトへの潜入を開始する。目的は、静香の所在確認と情報収集。各員は待機を継続されたし。」 その声は静かでありながら、確固たる決意があった。 敵アジト付近・地下構造物 闇に包まれた谷間を抜け、先生は黒の戦闘スーツに身を包み、音を立てずに侵入した。壁のセンサーをかいくぐり、地下へと潜る階段を慎重に降りていく。 そして、静かに扉を開けたその先に―― 「……やはり来たんですね、先生。」 待ち構えていたのは、かつての教え子・出来杉だった。 「出来杉……お前が、すべての発端だったのか……!」 「君はまだ気づいていないようだね。あのドラえもんの中で、野比君が遭遇した“人間のような影”――それが、僕だったんだ。」 先生は目を見開いた。 「やはり……!」 その瞬間、出来杉が鋭い蹴りを放つ。先生はとっさに受け流し、素早く間合いを取る。 1体1の肉弾戦が始まる 拳と拳がぶつかり合い、床が震えるほどの衝撃音が地下に響く。先生の技は確実で、体術の精度は未だ現役。しかし、出来杉はそれを上回る反応速度と読解力で次々と打撃をかわし、カウンターを叩き込んでくる。 「君の戦術、すべて読ませてもらった。」 「……クソッ!」 先生の身体が宙を舞い、壁に叩きつけられる。 その時、先生は胸元の通信機を取り出した。震える手でボタンを押し、仲間たちに最後の伝言を送る。 「……こちら、指令棟長。アジト……確認……旧水道施設…跡地だ….. 静香は……この中にいる。最後の宿題だ。……静香を、必ず……救出……せよ……!」 通信が終わると同時に、出来杉の拳が彼の意識を叩き潰した。 対猫特殊戦闘部隊・作戦会議室 無線が切れたあと、緊迫した空気が部隊内に流れる。 のび太は、拳を握り締めていた。 そのとき、まさおのポケットの中で、旧式の通信端末が震える。 「ん……? これ、アイちゃんの……!」 震える指先で通話ボタンを押す。 『……こちら、酢乙女アイですわ。聞こえていまして? 私は現在、見知らぬ男に監禁されておりますの。独房の中には、静香という女性が一緒にいて……彼女も、非常に衰弱しておられますわ。まさお、お願い……助けに来てくださいな……』 「アイちゃん!? この世界に来たの!? なんで……!?」 『理由は……後ほど説明いたします。お願いですの、まさお……!』 それを聞いたのび太が、すぐさま立ち上がった。 「話は聞いたよ。まさか避難民だった君たちが、特別遊撃隊になったんだって?一緒に行こう。先生の“最後の宿題”だ。」 「う、うん……!」 「ま…待って!俺も行かせて…!」 スネ夫が叫ぶ 「ダメだ!…大人数で行ったら、敵にバレやすくなる、そして壊滅の可能性を考えれば、軍にも大きなダメージとなる!」 二人だけの潜入作戦が、今、始まろうとしていた――。

How To Play

概要欄みてね 扉絵は読者さんからのリクエストにより「ぶっ飛ばすぜベイベー」になりました。なぜそのチョイス (ここだけの話… サザエさん一家とシンプソンズ追加予定です)

Author

Negitoro-Samurai

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