【小説】僕の戦争と青い兵器 第九話 ドラえもん&クレヨンしんちゃん二次創作
Game Introduction
夜が深まり、重たい雲が空を覆っていた。廃工場のようなアジトの外壁は錆びついており、周囲には無人の監視ドローンが静かに漂っている。その裏手、木々の陰から、のび太、まさお、そして予期せぬ同行者――しんのすけが顔を覗かせていた。 「本当にこの中に……アイちゃんが……?」 まさおの声は震えていた。 「ちょっと……不気味だね」と彼は唾を飲み込んだ。 「そうそう!アイちゃんを助けるのは、まさおくんの役目だぞ!」 聞き慣れた声に、のび太がぎょっと振り返る。 「しんちゃん!?なんでここに!?」 「だって、あの弱虫のまさおくんにこんな重大任務を任せられないんだぞ!」 無邪気に笑うしんのすけ。 「ははは……」とまさおは乾いた笑みを浮かべたが、その目には決意が宿っていた。 3人は静かにアジト内部へと忍び込む。警報装置を回避しながら通気口を抜け、薄暗い廊下に足を踏み入れたその瞬間―― 「警戒エリア突破確認。排除命令発令。」 アナウンスと共に、壁面からロボット兵が数体、電撃をまといながら現れた。 「やるしかないか……!」 のび太は即座に腰のホルスターからリボルバーを抜いた。 ズドン、ズドン――銃声が鋭く響く。 「こう見えて、近接戦でのリボルバーの使用も得意なんだ。」 のび太は敵の間合いを外しながら確実に急所を撃ち抜き、わずか数秒でロボット兵を全て破壊した。 「……すごい……」とまさおが呟く。 しんのすけも、はにかんだ笑みを浮かべた。 さらに進むと、金属の扉が自動的に開き、モニターが何台も並ぶ監視室のような空間にたどり着いた。 画面には、複数の映像――人類の人口推移、機械兵器の開発、そして「D.O.R.A-E.M.O.N」の複製体たち。 その中央、真紅の警告画面が浮かび上がる。 《Project: Nexus Erasure - Phase 2 Initiated》 《目的:人口最適化 / 空間の再構成 / 歴史の書き換え》 「な、何これ……!?こんなの、正気じゃない!」 まさおが震えながら叫ぶ。 「これは……未来の政府の極秘計画だ……ドラえもんはその兵器にすぎなかったのか……?」 のび太は固く唇を噛みしめた。 「ねぇ、のび太くん……」 しんのすけが言った。 「この中で、本当にアイちゃんと静香ちゃんが囚われてるのかな……」 のび太は、モニターの奥、さらに深い地下空間へと続く階段を見つけた。 「行こう、まさおくん、しんちゃん……真実は……その先にある…」
How To Play
伸びたい
Author
Negitoro-Samurai
Category
Game Information
Game Popularity
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